健康診断は受けない方がよい?

院長コラム

健康診断は受けない方が良い…なんてことはないです!

昨年、講談社が「週刊現代」等を介してネガティブ医療キャンペーンをしておりました。当院にも雑誌持参で来院される方もおり、その影響力は高かったと言えます。私個人的には、「適当な医療の監視の強化」という面では、悪い印象は無いのですが、やはりデメリットもありまして、その1つが「健康診断受診率の低下」です。

「健康診断を受けないほうがよい!」という売り文句はセンセーショナルであり、健診を面倒と感じている人には朗報です。私は経験上、健診はうまく利用した方が良いかと思います。
健診では何もわからないなどと言われる方は残念ながら健診の意味をはき違えています。
健診は
2つの意味があり、1つは病気(慢性疾患)を早期にみつけるツールですが、もう1つは病気になるリスクをはっきりさせ、正していくきっかけツールだと思います。どちらの意味においても、1回の健診結果ではその内容はうすく、検査データーは時系列な対応が必須です。
人間も機械と同様にメンテナンスが必要です。健診を利用することで、病気のリスクがわかります。
自分の健康情報がないまま、病気のリスクに気づかず、生活を正さないでいて、取り返しのつかない事にならないようにしたいものです。